映画[チェインド][息もできない]を連日鑑賞した。
両作品共に、家庭環境の酷さゆえに暴力でしか表現方法を知らない、トラウマ映像がフラッシュバックする作品でした。
私の父も、酒癖が悪く、まあ、よく包丁や金槌で脅されていました。
罵声や平手打ちや、引きずり回されることは日常茶飯事で、それに怯えながら過ごしてました。
母からは言葉の暴力をあびせられ、自分の存在価値なんてものははなから無いもんだと思っていました。
毎日、同じ部屋で寝る母の横で、声を殺して泣いてた。
母が敏感な人で少しでもガサガサしたら、いろいろ文句を言われたもんだから、寝返りだって認められなかった。
そんな私でしたから、まあ、依存できる相手を見つけては、父や母と同じ態度をとってしまう、それしかぶつけ方がわからないという具合で、病院に行ったほうがいいとか、ストーカーだとか、言われたこともあり、私を好きだと言って近づく男は早々に私のもとから離れ、また次に依存できる相手を探すという、繰り返し、苦しい時期が続いたな。
子供さえできれば、と思い、誰彼かまわず、性行為におよんだ。
ただし、誰としても、妊娠できなかったんだよな。
自暴自棄が続くけど、それでも私には、幸いにも、私を気にかけてくれて、純粋に愛情を注いでくれた友人達と出逢えたことで、彼等に心や感情を育ててもらったように思う。
愛することはなんたるか、愛情とは、表現することとは、認めるとは、許すとは、信じるとは、と、考えるようになりました。
誰かを普通に愛したいと、思うようになりました。
私と関わる人間が、自分を殺すようなことがないように、それだけ、心に思っていました。
2013年の末に、弟が、自殺を図りました。
守れなかったショックが先立ちました。
家族がまた、ざわついて、ざわざわうるさい。
ああ、疲れた。
また別日に続こう。